八尾バリテク・加工技術研究会

八尾バリテク・加工技術研究会とは、「バリのことなら八尾に聞け」をスローガンとして
”バリをなくせないか? とれないか?”
関西大学名誉教授の北嶋先生指導の下、企業・各種団体が集まり、
バリ抑制からバリ取りに至るまで『バリのあらゆる問題についての研究会』です。

  • バリ課題現場の訪問
  • バリ課題に対しての意見交換
  • バリ課題に関しての技術活動
  • バリに関する勉強会開催
  • バリ抑制・バリ除去に関する研究

顧問ご紹介

北嶋弘一
関西大学 名誉教授 工学博士

  関西大学と八尾市との地域協定に基づく最初の事業として、平成15年12月に「八尾バリテク・加工技術研究会」が立ち上げられました。ものづくりのまち“八尾"の主要業種である金属加工業やプラスチック成型加工業における金属材料のプレス成型、切削・研削加工あるいはプラスチック成型工程によつて生じる“バリ"をいかに抑制して生産性の向上やコストの低減を達成するかがきわめて重要な課願となつています。
  今日のアジア諸国との価格競争が激化する中で、国内中小製造業が存統するためには海外で真似のできない高品質・高付加価値のものづくりを行わなければなりませんが、それには“バリ"の解決がます必要となつてきます。 平成15年の第1期は参加企業9社・協力企業3社でスタートし、平成17年からの第2期目には参加企業8社・協力企業3社で再スタートし、平成20年からの第3期は八尾市中小企業サポートセンターによる直接運営から独立し、八尾バリテク・加工技術研究会による自主運営を行う新しい体制で参加企業も30社に増えて隔月のペースで研究会を開催しております。平成22年より(社)砥粒加工学会「バリ取り加工・研磨布紙加工技術専門委員会」との連携を図り、さらに充実した活動に取り組んでおります。
  「八尾バリテク・加工技術研究会」は、東大阪の人工衛星打ち上げのような派手さはありませんが、地域の企業間の連携を図りつつ地道ながら着実な成果を上げております。“バリのことなら八尾パリテク研究会に聞け"をスローガンに八尾の技術力を結集し、日本のものづくりの基盤技術として発信していきたいと考えております。

宮崎剛直
八尾市産業政策アドバイザー 八尾バリテク・加工技術研究会顧間

  平成15年に八尾市と関西大学が産学連携に関する協定を結んでスタートした第1号の事業が北嶋弘一先生を指導者とする「八尾バリテク・加工技術研究会」です。 八尾市は隣接する東大阪市に次ぐ金属加工を中心とするモノづくり中小企業の集積地として知られています。しかしながら、金属加工において最も悩ましく永遠の課題といわれるバリの抑制・除去技術対策は個々の企業努力に委ねられてきたため、何らかの有効な対策が望まれていました。その対策を進めるために組織されたのが「八尾バリテク・加工技術研究会」なのです。 バリ対策は金属加工技術の高度化・高付加価値化にとって欠くことのできない基盤技術であります。北嶋先生は早くからバリ対策の研究開発に取り組んでこられた権威者であり、このような素晴らしい先生に直接ご指導を仰ぐことができるのは、八尾をはじめとする金属加工に携わる皆さんにとつてはラッキーというほかはないでしょう。
  2008年から自主運営を始めた当研究会の代表は中田寛氏(㈱中田製作所社長)に続き、高野浩次郎氏(㈱塚谷刃物製作所取締役)の強いリーダーシップときめ細かな運営により活動が推進されてきました。令和2年4月からは、バリだけでなく、加工技術に関する技術課題も広く取り上げることとし、研究会の名称も「八尾バリテク・加工技術研究会」に改称し、新代表には㈱トクピ製作所社長の森合主税氏が就任しました。 この研究会は「メンバーであれば相互の信頼感をベースに、バリのことなら何でも相談できる・協力し合える場」でもあります。皆様にはこの趣旨をご理解のうえ、当研究会を存分に活用され、加工技術の高度化に役立てていただくことを願っております。

八尾バリテク・加工技術研究会 役員

役員名称 役員指名 役員企業名
代表幹事 森合 主税 (株)トクピ製作所
副代表幹事 林 宏和 (株)山本金属製作所
会計 吉井 健司 (株) 中田製作所
会計監査 田中 英雄 (株)ソリッドツール
幹事 上野 耕司 (株)中農製作所
幹事 凢 明裕 アルファダイヤモンド工業(株)
幹事 美好 達雄 関東物産(株)大阪支店
顧問 宮崎 剛直 八尾市産業政策アドバイザー